呼吸商は消費したエネルギー源を反映します。最も呼吸商が高値を示すのは糖質(RQ=1.0)であり、最も低値を示すのは脂質(RQ≒0.7)です。すなわち脂肪を多く燃焼させた時には酸素の消費量に対して二酸化炭素の排泄量が少なく、呼吸商の値が減少します。
体脂肪・内臓脂肪低減効果のゴールデンスタンダードはやはり腹部CTによる脂肪面積の評価です。当社では、単スライス撮影ではなく、第4腰椎(L4)を中心として複数スライス撮影を行うことによって、より精度の高い評価が可能となっています。さらに、CT撮影時の呼吸条件の統一など、再現性の高い測定を実現するため、腹部CT撮影による内臓脂肪面積の測定にて多くの実績を有する検査技師の協力体制を構築しています。
監修:大阪大学名誉教授 川野淳先生
文責:総医研クリニック 西谷真人