臨床試験事業

CLINICAL TEST

代謝・内分泌領域体脂肪・脂肪燃焼

呼気分析(呼吸商)による脂肪燃焼評価

体脂肪燃焼の新しい評価法

体脂肪燃焼の新しい評価法 体脂肪燃焼の新しい評価法

 

関与成分の体脂肪燃焼効果を短時間で示すことが可能です

 

 

呼吸商(RQ)の計算式 呼吸商(RQ)の計算式

 

糖質:C6H1206 +6O2 → 6CO2 + 6H20 RQ = 1.0
脂質:2C57H11006 + 16302 → 114CO2 + 11OH20 RQ ≒ 0.7

 

呼吸商は消費したエネルギー源を反映します。最も呼吸商が高値を示すのは糖質(RQ=1.0)であり、最も低値を示すのは脂質(RQ≒0.7)です。すなわち脂肪を多く燃焼させた時には酸素の消費量に対して二酸化炭素の排泄量が少なく、呼吸商の値が減少します。

脂肪燃焼促進効果の一例

脂肪燃焼促進効果の一例 脂肪燃焼促進効果の一例

 

試験指導:元 国立循環器病センタ一 動脈硬化代謝科部長
/前甲子園大学教授 原納 優
参考文献:原納 優 日本臨床栄養学会誌 24(4) 274-278 2003

脂肪燃焼評価 試験デザイン一例

脂肪燃焼(呼吸商) 評価試験例

脂肪燃焼(呼吸商) 評価試験例 脂肪燃焼(呼吸商) 評価試験例
  評価項目
主要評価項目 呼気分析(呼吸商)
副次評価項目 アディポネクチン等のアディポサイトカイン
その他の項目 体重、体脂肪率、ウエストヒップ比、血圧、脂質関連、血糖関連、肝機能、腎機能、末梢血一般(血算)など

複数スライスによる脂肪面積評価

体脂肪・内臓脂肪低減効果のゴールデンスタンダードはやはり腹部CTによる脂肪面積の評価です。当社では、単スライス撮影ではなく、第4腰椎(L4)を中心として複数スライス撮影を行うことによって、より精度の高い評価が可能となっています。さらに、CT撮影時の呼吸条件の統一など、再現性の高い測定を実現するため、腹部CT撮影による内臓脂肪面積の測定にて多くの実績を有する検査技師の協力体制を構築しています。

体脂肪評価 試験デザイン一例

体脂肪・内蔵脂肪低減効果 評価試験例

体脂肪・内蔵脂肪低減効果 評価試験例 体脂肪・内蔵脂肪低減効果 評価試験例
  評価項目
主要評価項目 腹部CTによる脂肪面積の評価
副次評価項目 体重、体脂肪率、ウエスト/ヒップ比、アディポサイトカイン
その他の項目 血圧、脂質関連、血糖関連、インスリン抵抗性、肝機能、腎機能、末梢血一般(血算)など

監修:大阪大学名誉教授 川野淳先生
文責:総医研クリニック 西谷真人